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Channel: 花鳥風月・・・気ままな写真日記
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間近で観察出来たクロツラヘラサギ  荒尾港

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 平成23年12月28日(水)

 クロツラヘラサギが来ているの安尾さんからメールが入り、駆けつけました。競馬場近くの港です。何と10メートルの距離で観察出来るではありませんか。感激です。3羽いました。世界中で2千羽しかいないと言われている絶滅危惧種です。



 右端の子にはリングが見えます。



 「RU16」とはっきり読み取れます。調べてもらったら「標識装着は2010.07ロシアのフルゲルマ島。4羽のヒナにRU16〜19装着されましたが、その中の1羽」だということです。(熊本市のMさんの情報。)



 これは別の子です。盛んに餌をあさっています。



 間近に見る飛形の美しさ!



 左脚にもリングが見えます。



 残念ながら正確には読み取れません。



 日が傾くまで眺めていました。



 今夜のねぐらはどこでしょうか。 


今年もお世話になりました

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 平成23年12月31日(土)

 何と言っても東北の大地震とそれに伴う大人災とも言える福島原発の事故には胸を痛め続けています。原発の安心神話を唱え続けた関係者と盲信してきた私たち大多数の国民はこれから何十年とその苦汁をなめなければなりません。

 同じ海なのに今は穏やかに暮れていく有明海です。



 かつて多くの人命を飲み込んだ雲仙普賢岳はこんなにも穏やかな姿を見せています。



 こちらは晩秋に出かけた日向神ダム湖のハート岩です。ちょっと天気が冴えず、ハート型が鮮明には写りませんでした。



 わが郷土にも83年の歴史をこの暮れに閉じた荒尾競馬がありました。



 近くの浦川に今年もやってきたセイタカシギです。チョロ2と写しにいきましたが、さすがに飛ぶ姿をチョロ2は写せませんでした。面目を保ったどんこです。



 今年もいろいろお世話になりました。来る年もまたよろしくお願いいたします。いい年をお迎えくださいませ。【コメント欄は閉じています。】

 

新年のご挨拶

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 平成24年1月1日(日)

 明けましておめでとうございます、と言う長年慣れ親しんできた当たり前の慣用句を使いづらい年明けです。それでも気分を新たに皆様に新年の挨拶を申し上げます。
 


今年もまたよろしくお願いいたします。この一年を皆様と共に穏やかに心楽しく過ごすことが出来たらと願っています。年賀状をお届けします。どんこは正楽寺の除夜の鐘を撞きにいき、そのまま本堂でご住職の新年のお勤めに門徒のみなさんと参拝いたしました。







 一昨年(平成22年10月)亡くなられた中学時代の恩師・徳山先生は前年亡くなられた典子夫人と共にこの正楽寺に眠っておられます。先生ご夫妻に年賀状を書き、勝手ながら位牌堂にお供えしました。

孫(チョロ2)と初鳥見  荒尾港

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 平成24年1月4日(水)

 正月にやってきた中1の孫(通称・チョロ2)と公園でキャッチボールの相手をしたり、ノックをしてやったりした後、荒尾港まで行きました。お目当てはクロツラヘラサギでしたがもうここ数日は見当たりません。この日もどこへ行ったか全く姿を見ることが出来ませんでした。チョロ2はキャノンの400ミリレンズで撮影しました。小学5年から始めていたブログを都合でやめたので、今回は私のブログで写真を紹介します。写真は全てチョロ2が写したものです。どんこも別のカメラで撮りました。この作品は後日機会があればアップします。

 ユリカモメ三態です。







 こちらはヒドリガモです。



 カルガモも日向ぼっこをしていました。枠内は撮影中のチョロ2です。



 セグロカモメです。



 越冬中のハマシギの群れです。ダイゼンやシロチドリも混じっていました。





 少し力が付いたのかカメラブレがしなくなって、まあまあの写真が撮れたようです。4日からはもう部活(野球)の練習でしばらくは鳥見も出来ないことでしょう。
 玄関郵便受けに毎月張っているポストカードです。


どんこの荒尾港探鳥

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 平成24年1月7日(土)

 前回はチョロ2の写真をアップしましたが、今回はどんこの写真です。使用レンズ:がシグマの600ミリズーム。

 ユリカモメ。『向きたい方を向けばよい。』(『 』はどんこの戯れ言です。写真とは必ずしも関係ございません。)



 『偉い人間っているのかな』



 『「きづな」なんて安っぽく使いなさんな。「絆」が泣くバイ。』



 『フフフ、下には下がある。』



 越冬しているハマシギなどの群れです。荒尾港の西側防波堤です。向こう側は大牟田市です。



 『立つ鳥が後を濁すこともある。』



 カルガモ。



 すぐそばではラジコンで飛行機マニアたちが飛ばす飛行機の轟音が聞こえていました。
 『飛べ飛べ、落ちるまで。』



荒尾の観光推進を目指して

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 平成24年1月9日(月)

 わが荒尾市では観光の推進を目指して昨年、観光振興計画策定委員会が設置され、4回に亘る熱心な討議を経て観光計画の骨子がまとまりました。市内外の各界から20名の委員が選ばれ、委員長は九州大学大学院の藤原教授です。私も市民委員のひとりとして参加させていただきました。
 最終回の会議は市の物産館で行われました。枠内が藤原委員長です。見識とリーダーシップに加え温厚な人柄で会のまとめ役にぴったりのお方でした。





 12月の3日に一般の市民を対象に開かれたワークショップの討議の足跡を藤原研究室の学生さん方が即席で記録したものです。



 物産館には常時、市の物産が展示即売されています。





 なお、「荒尾市観光振興計画(案)」については市のHPで公開をされパブリックコメントの意見を1月10日まで募集中です。

横島干拓のマナヅル探鳥記(一)  チョロ2撮影編  

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 平成24年1月12日(木)

 冬休み最後の9日、この日も野球練習が休みだったのでチョロ2(中1)と横島干拓へツル見に出かけました。横島干拓は広々としています。



 チョロ2の使用機はキャノン40D,レンズはCANON LENZ EF400mmです。この稿の写真は全てチョロ2の撮影によるものです。最初見つけたのは親子連れの3羽です。



 『絆などと敢えて言わなくてもいいのだよね。』



 先頭を歩いているのが子どものようです。



 別の群れを見つけました。数えると13羽いましたが、チョロ2のレンズでは全部をカバー出来なかったようです。



 すぐに飛び立ちました。



 『ちゃんとしたリーダーがいるので乱れない。』連写機能で飛んでいるマナヅルをうまくとらえたようです。





 別の場所に着地していたマナヅルたちです。



 ここにも親子連れがいました。チョロ2は初めてのツル見で、興奮しながら夢中でシャッターを切っていました。どんこのもいずれアップしたいと思っています。



【おまけ。残念ながらタゲリは見かけませんでした。】

 カルガモ。



 アオサギ。





 コサギ。

今季もやってきた三段池のオシドリ

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 平成24年1月15日(日)

1月5日の撮影です。車の中で約30分待機していたらやっと出てきました。池の南の端から北の端へと泳いでいきます。グレーがメスです。色鮮やかのがお馴染みの雄です。



 こうして木の陰でしばらく休息します。中には木の枝で休む子もいます。



 単独で泳ぐ子もいます。



 ちょっとトリミングしてみました。







 バタバタと次から次に木の枝から飛び降りてくる時もあります。
  




 雄と雌の違いが良くお分かりでしょう。



【お知らせ】1月16日(月)〜1月27日(金)までの12日間、熊本県庁新館ロビーで『荒尾干潟野鳥写真展』があります。主催は荒尾市、野鳥の会が後援ということでしたが、主催が熊本県自然保護課に変更になりました。テーマは「未来につなごう豊かな荒尾干潟。荒尾干潟をラムサール条約登録湿地に」です。私が撮影した荒尾海岸にやってくる野鳥の写真が約30点前後展示される予定です。(スペースの都合で詳しい展示点数は未定)。近郊で都合のつかれる方、ご観覧いただければありがたいです。このお知らせは安尾さんの連絡メールをもとに再構成したものです。)

小代焼・中平(なかでら)窯訪問記

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 平成24年1月18日(水)

 同級生の叙勲祝いに陶器を差し上げたいという知り合いからの依頼で、久しぶりに馴染みの「中平窯」を訪ねました。以前にも紹介したことがある小代焼・中平(なかでら)窯です。小代焼とはわが荒尾市が誇る伝統陶芸です。



 知り合いのご婦人たちは窯元の説明を聞きながら品物を選定して、いいものが手に入ったと喜んでいました。お世話した甲斐がありました。叙勲を受けたのはご婦人方の小学校の同級生のKさんで、地元の私立高の校長さんです。私の小中学校の後輩に当たる好人物です。



 窯元の息子の智成君は高校3年生です。昨秋の「工芸甲子園2011」で見事京都市長賞を獲得しました。すでに佐賀大学(文化教育学部・美術工芸課程)への推薦入学が決まっています。「いい跡継ぎが出来ましたね」と私がお祝いを言ったら、窯元は眼を細めておられました。





 智成君の作品の一部です。



 作業場で「叩き」という手法で壺を作っている智成君です。



 過去の中平窯の記事一覧です。
 ○平成18年3月8日ここ
 ○平成18年11月28日ここ
○平成21年8月17日ここ
 ○平成21年8月23日ここ

ズグロカモメ全国一斉調査  荒尾海岸

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 平成24年1月21日(土)

 1月15日は全国ズグロカモメ一斉調査日でした。潮の具合のいい午前10時前から荒尾海岸では二つのスポットで調査をしました。私は安尾さんとBのスポットで、TさんはAのスポットで観察しました。Bのスポットでは6羽、Aのスポットでは12羽を観察出来ました。ズグロカモメは絶滅危惧種で世界中に7〜9千羽ほどしかいないと言われています。



 ズグロカモメはこの時期、まだ頭が黒くはなっていません。手前のクチバシの長い鳥は越冬中のハマシギです。



 食べているのは海草です。



 広げた羽は美しい!



 左の脚には「35」と言う標識が見えます。どこで付けられたのか目下調査中です。 





 大きさは全長32.5?です。



 3月になると文字通りズ(頭)がクロになります。頭黒(ズグロ)カモメの名の由来です。



 飛んでいる姿です。







 貝を食べているところが撮れました。



 ここは豊饒の海といわれている有明海、エサには不自由しません。

「干潟に翼を休める渡り鳥たち」   荒尾干潟写真展

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 平成24年1月23日(月)

 今月の27日まで熊本県庁新館ロビーで開かれています。主催は二転三転しましたが結局荒尾市に落ち着き、後援がが熊本県と日本野鳥の会熊本県支部です。
 熊本県庁。新館は奥です。



 今回の写真展に用意されたポスター・資料です。



 安尾さんと出かけたこの日は地元のAテレビ局が取材に来ていました。夕方のニュースで報道されました。



 ロビーは他の催しものとの関係で用意していた写真のうち30枚しか展示出来ないので、途中で一部を差し替えることにしています。こう言う会場で撮影し続けた写真を見ていただけるのはありがたいことです。





 熱心に質問される観覧者の方もおられました。地元紙の取材も受けました。
 帰りに環境省九州地方環境事務所に安尾さんと立ち寄りました。野生生物課のT課長さんも写真展を見てきたとおっしゃっていました。この他にも熊本市内の友人たちからも「見てきたよ」と嬉しいメールをもらいました。 




肥前浜宿(ひぜんはましゅく)紀行   佐賀県鹿島市

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 平成24年1月26日(木)

 昨年の12月に行った時の写真です。「国選定 重要伝統的建造物群保存地区」の肥前浜宿へ行ってきました。パンフにはこう記されています。“肥前浜宿は有明海を臨む浜川河口の町として栄え、江戸時代には長崎街道多良往還の宿場町ととして豊かな町並みがつくられました。” 



 パンフの説明通りの栄えた町並みの雰囲気が残っています。



 平日とあって人通りはほとんどなく、閑散としていました。有名な酒蔵です。



 町並みのスナップです。いい水といい米に恵まれた土地柄で、今も数軒の酒蔵で酒造りが行われています。 



 歴史を感じさせます。



 旧乗田家住宅。きれいな娘さんが案内をしてくれます。



 光武酒造で造られている「魔界への誘い」(芋焼酎)を買ってきました。毎晩、ちびりちびりとお湯割りで飲んでいます。 



 12月というのに色鮮やかに咲いていました。浜川下流にはコサギがいました。

一月の夕日

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 平成24年1月29日(日)

 道で出会った知り合いのご婦人から「昨日の夕焼けはきれいでしたね。」と声をかけられました。「ちゃんと撮ってきました!」と言ったら「やっぱり・・・」と笑っておられました。誰でもが気づく美しい夕焼けでした。





 この時期には普賢岳と多良岳の裾野のまん中に太陽が落ちていきます。



 引き潮の干潟にはシギチドリがしきりに餌をとっています。



 こうして山陰に沈む夕日を幾度眺めてきたことでしょう。



 君は見ただろうか、夕日の向こうを・・・。



 君も聞いただろうか、明日への祈りを・・・。 





横島干拓のマナヅル探鳥記(二)  どんこ撮影編  

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 平成24年2月1日(水)

 遅くなりましたが横島干拓のマナヅル続編をお届けします。チョロ2の探鳥記に続き、1月26日、どんこ単独での鳥見の記事をお届けします。
 この日も快晴でした。唐人川の東の田んぼに4羽の家族がいました。距離は百米程度でしょうか。車の中から撮りつづけていると、農作業の車が近づいてきました。この姿勢は飛び立つ寸前のポーズです。



 このように飛び立ちます。





 飛んでいった方向を探していると、地元でマナヅルたちの保護観察に尽力されているMさんと車ですれ違い、いろいろと情報を教えてもらいました。現在、横島干拓には25羽が訪れているとのこと。Mさんは鳥見のマナーのパンフレットを作り、主に初心者の方々に協力を呼びかけています。テレビや新聞などで報道されるとどっと人が押し寄せ、立入禁止の農道には入り込んだり、ずかずかツルたちに近づいたりするからです。
 


 この集団には3家族がいます。



 ここから見る雲仙普賢岳はまたちょっと様子が違います。右側の建物は家畜改良センター熊本牧場です。
 Mさんには猛禽類のハイタカがいる場所も案内してもらいました。後日機会があればアップします。



 Mさんと別れてからタゲリのいる場所を探しましたが、この日は近くでは観察出来ませんでした。帰り道、ふと見上げると4羽の家族が南の方へ飛んでいっていました。ねぐらの熊本港沖合の州に向かっているのかも知れません。



 2月のポストカード。上天草市の百万本の菜の花畑です。

久しぶりの積雪

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 平成24年2月4日(土)

 去年は元日に積雪を見ましたが、今年は節分を前にした2日、朝からあっという間に積もってしまいました。南国熊本ですが昨日3日の最低気温は−6.7℃でした。



 松の盆栽もご覧の通りです。 



 初めは風が強く、とても積もりはしないだろうと思っていましたが、見事に白い花を咲かせたようになりました。



 かじかみながらの撮影です。



 玄関松もご覧の通り。なおも降りしきっていました。



 傘を差して外に出ました。



 お隣さんのサザンカです。



 有明公園もすっぽり雪化粧をしていました。




春を告げる菜の花畑

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 平成24年2月7日(火)

 今年もまた上天草市の菜の花畑に行きました。「百万本の菜の花」と標榜するだけのことはあります。



 まだまだ気温は低いというのに辺りにはもう春の気配が充満しています。





 風に揺れています。



 一瞬風が止まりました。



 この日は月曜日。向こうの松島総合運動公園は月曜日で門が閉ざされ、駐車場どころか野外トイレまで施錠されていました。「路上駐車禁止」の立て札がありましたが、菜の花見物の車はやむを得ず何台も駐車していました。遠来の客には余りにも無粋な対応です。月曜日には見に来ないでと言うことでしょうか。「拝啓、上天草市長様、この事態をいかがお考えでしょうか。車は禁止の路上に駐め、菜の花畑にでも立ち小便をせよと仰せでしょうか?天草観光の看板が泣きますよ。菜の花の開花期間中くらい、駐車場、トイレくらいは開放されたらいかがでしょうか。





熊本の「桜馬場 城彩苑」に立ち寄りました。

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 平成24年2月10日(金)

 熊本城の西側に「桜の馬場 城彩苑」が出来ました。熊本城築城400年を記念して昨年の4月にオープンしたものです。HPに『「多くの方が熊本城をはじめとした歴史文化の魅力に触れ、城下にまで足を延ばし賑わいが溢れることを願って「桜の馬場 城彩苑」が誕生しました。
』と紹介されています。
 正面玄関です。



 この界隈は桜の小道でお食事・土産物処となっています。









 この日は平日でまだ時間が早く人出はは多くありませんでした。



 桜の小道の他に「湧々座」、「観光総合案内所」が併設されています。

横島干拓の探鳥記 ハイタカ・タゲリ・ハクセキレイ編    

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 平成24年2月13日(月)

 マナヅル編は先にお届けしましたが、今回は猛禽類のハイタカなどを紹介します。横島町在住のMさんが案内してくれたスポットにハイタカが留まっていました。お気に入りの栴檀の木です。



 ♂の成鳥だと言うことです。ちなみに全長は♂31.5?、♀39?です。



 「本州以北の山地の林で繁殖し、冬は全国的に見られる。」(フィールドガイド日本の野鳥)とあります。





 タゲリも横島干拓で良く見られる鳥です。海の渡り鳥と違って、色彩が鮮やかです。







 エサを食べているハクセキレイです。ピントがボケました。
 


 スーパーの駐車場などでも見られる身近な鳥です。



 県庁で行った写真展が荒尾シティーモールでも開催されることになりました。新作も追加しました。お近くの方はどうぞご観覧くださいますようご案内いたします。

荒尾二造の歴史をさぐる

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 平成24年2月16日(木)

 「荒尾二造市民の会」設立の記事は先に紹介しました。「荒尾二造」(東京第二陸軍造兵廠荒尾製造所)は1939(昭和14年)に旧荒尾町、有明村、八幡村の100万坪の敷地に建設されました。石炭から抽出される石炭酸を原料として黄色火薬を生産する陸軍直営の火薬製造工場でした会の設立の趣旨は失われゆくこうした施設の保存と活用を市民レベルで行動し、“平和の砦”として語り継ぐことにあります。
 去る12日、快晴の日曜日、多数の参加者があり『荒尾二造の歴史をさぐる』−荒尾二造フィールドショップの集い−がありました。
 
 最初に向かったのは「廃水処理場」(縦50m、横40m、深さ2.8m)です。造兵廠から流す廃水を2本の水路を通し、ここに貯めて生石灰で中和し、有明海に流していました。ガイドは副会長の高谷さんです。【この稿の記述に当たっては、いただいたパンフ、「設立趣意書」等を参照させていただきました。】



 現JRの線路下をくぐって来ている貯めマスです。ここから「廃水処理場」へと流れていきます。日本の廃水路のことを私たちは子どもの頃「悪水川」と呼んでいました。黄色くて臭い流れでした。



 次に向かったのは技術将校官舎跡です。初代所長のS大佐の息子さんはどんこの中学校の2級先輩でした。 
 簡易裁判所に駐車させてもらいましたが、ここは将校の集会所だったそうです。官舎は既に一般に払い下げられましたが、まだ当時の面影を残している擁壁や門もあります。



 裁判所の西側、市屋のお宮参道沿いには「陸軍用地」という標識の石の杭が数本残っています。分かりやすいように事前に取った拓本で字が鮮明に分かります。



 県立荒尾高校の敷地には木造2階建ての本部棟がありました。現存しているこの建物は検査掛棟(通称“分析室”)で、現在は部室・トレーニングルームとして利用されています。内部は頑丈な造りになっています。



 このブログでも度々紹介している変電所跡です。競売を留保してもらっている施設です。荒尾市が買い取って保存してくれればと会のみんなは願ってはいますが・・・。今回は普段は立ち入れない上部の雑木林の上にある5基の排気塔を見ることが出来ました。その大きさ、丈夫さにみなさん、感嘆の声を上げていました。



 最後に回ったのは火薬庫跡です。競売されて個人の所有になっているものもあります。火薬作りには旧制中学、高女の生徒たちが勤労奉仕として泊まり込みで働かされ、この会の矢野会長さんも「良く殴られ、蹴られたりしていい思い出は一つも残っていない」と述懐されていました。



 個人の所有物ですが好意で見学出来ました。表面は塗装されかつての面影は残っていません。この内部です。火薬庫にふさわしい堅牢な造りになっています。



 昼食後中央公民館で学習会(ワークショップ)があり、4班に分かれ、?本日の見学ですごいと思ったこと。?今後の課題。?万田坑との見学ルート等の設定について、グループ討議をして代表が発表、事務局でまとめがありました。貴重な“近代遺産”が沢山残っている現実をどう市民に周知啓発していくか、“平和の砦”としての活動の視点を大事にしながら、地道な歩みを活動を推進していきたいとの思いが共有されたような半日でした。



【お知らせ】荒尾干潟写真展“干潟に翼を休める渡り鳥たち”の開催について荒尾市のホームページに紹介されています。
ここ

二月の夕日  荒尾海岸

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 平成24年2月19日(日)

 このところ晴れた日の夕日は格別きれいです。この日も海岸には5,6人の人が夕日を眺めに来ていました。すっかり干潟になっている時の夕日はまた味わい深いものがあります。



 上空に飛行機雲が白い線を引いています。



 海苔畑にはもう人影も見えません。



 ぐっと引きつけて写して見ました。



 薄い雲は赤く染まり夕日を引き立てます。



 下の雲で太陽が珍しい形になりました。



 夕日向かってシャッターを切る人たちと短い言葉を交わして別れてきました。



【コメント欄はお休みです。】
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